無許可業者に産廃処理を委託=弁護士と業者を告発―岐阜県(時事通信)

 破産したタイル製造会社の破産管財人である弁護士が、無許可の産業廃棄物業者に廃タイルの処分を委託したとして、岐阜県は17日、同県多治見市の弁護士(66)と、受託した同県恵那市の自称解体業社長(59)を、廃棄物処理法違反容疑で県警多治見署に告発した。
 県によると、弁護士は2007年に破産した多治見市内のタイル製造会社の管財人を務め、入札で決めた業者が無許可と知りながら、廃タイル約2000トンの処分を1050万円で委託した。
 業者は土岐市内の資材置き場にタイルを保管。「有価物なので廃棄物ではない。破砕して研磨剤に使用する」と説明していたが、県は保管状況などから再利用はできず、成分からも研磨剤には使用できないとして、廃棄物と認定した。 

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